就業規則作成・変更

就業規則は社員が働く上での「職場のルールブック」です。例えば、どんなに田舎の小さい道路でも、車が通るとき、人が横断歩道を横断するときには交通ルールがあるように、私たちが生活するうえで様々な法律があります。同様に職場で従業員に働いてもらうためにはそれなりのルールが必要です。

就業規則を作成していない会社の中には、就業規則を社内に備え付けることのデメリットをあげる経営者様がいますが、実は職場のルールがないことによるデメリットの方が多いのです。

ご相談いただく内容として非常に多いのは、勤務態度不良、素行不良などにより周囲の社員のモチベーションを下げている社員への対応に困っているといった内容です。「働かないので辞めてほしい」といったものから、「連絡が取れなくなった社員をどうにか処分できないか」というものなどさまざまですが、就業規則になにも記載がない場合は、簡単に処分を下したりすることはできません。

また、有給休暇などを従業員が利用することのデメリットなども聞かれますが、そもそも法律で決められた従業員の権利である有給休暇は就業規則の有無にかかわらず発生します。むしろ、就業規則にその使い方のルールを定めておかないことのデメリットの方が大きいのです。

社員が働くための会社のルールブックは「会社を守るためのルールブック」でもあります。いざというときに大切な会社を守れる就業規則になっているかどうか、今一度見直しておくことが必要ではないでしょうか。

当事務所では多くのお客様の助成金の申請のお手伝いをしております。助成金の申請には就業規則が必要な場合が多いので、就業規則を整備していない場合には注意が必要です。

また、助成金の申請が通るための正しい記載の仕方というものもあります。知らずに計画を提出して実施したのに、申請が通らなかったというご相談もいただきますが、複雑難解な助成金の申請書類のひとつである就業規則に記載された文言のひとつひとつに意味があるものですので、しっかりと確認しておく必要があります。専門家に代行してもらったのに不支給になってしまったという事例もあるようですが、助成金に詳しい専門家の支援が必要です。当事務所では県内でも量・質ともに申請実績を豊富に持っておりますので安心してご相談いただくことができます。